【食品工場向け】金型の水路洗浄が必要な理由と定期メンテナンスの重要性
食品工場で使用されるペットボトルなどの樹脂成形に用いられる金型や成形機の熱交換器の冷却水路は、サビやカルシウムスケールの付着により詰まりが発生しやすく、性能低下やトラブルの原因になります。
そこで本記事では、食品工場における金型や成形機の水路洗浄の重要性と、定期メンテナンスのポイントについて解説します。
金型水路の詰まりが食品工場に与える影響とは?
食品容器の多くは、PETなどの熱可塑性樹脂を使って射出成形されます。その際、金型の内部に設けられた冷却水路を使って、成形サイクルの短縮や品質安定を図っています。しかしこの水路はサビやカルシウム分の蓄積によって詰まりを引き起こすことがあります。金型水路が詰まると以下のような問題が発生します。
・成形品の寸法誤差や変形
・成形サイクルの延長=生産性の低下
・局所的な過熱による金型の損傷 特に食品業界では、ラインの停止や品質トラブルが出荷停止に直結するため、金型の健全な状態を維持することは非常に重要です。
成形機の熱交換器も“水路詰まり”に要注意
食品工場で使用される成形機では、冷却用の熱交換器が併設されており、冷却水路が金型と同様にスケールやサビの付着による詰まりが頻発します。
しかし熱交換器は、目視での確認が困難なため、詰まりが進行するまで気づかれないケースが非常に多いのが実情です。その結果、冷却効率の低下や油温異常、機械停止といったトラブルにつながります。
水が流れている、冷却水の温度が低いと言った情報だけで、回路の正常性は担保できません。内視鏡で中を見ると、かなり悪い状況になっている場合があり、ある日突然閉塞してしまって気づきます。
水路洗浄は当社のアラッタくんにお任せください!

当社の水路洗浄機「アラッタくん」はあらゆる金型から、水冷コンプレッサーの冷却回路や温調器、熱交換器の洗浄に使用することができる水路洗浄機です。当社のアラッタくんは以下の特徴があります。
アラッタくんの特徴
①酸が効く
錆・カルシウムなどの堆積物を酸でとかして、水路の性能を回復します。ステンレスの錆の原因はもらい錆、ステンレスでも錆除去は性能維持に必要です。洗浄液は、酸性ですがアルマイトはもちろん、アルミ地金も浸しません。アルミ洗浄ができるのは、日本で当社だけです!
②脈動が効く
錆・カルシウムが堆積した結果、流量が減ってしまった水路でも、強力な脈動で貫通除去します。送水は空気圧で行うため、無人長時間運転でもモーター過熱などの心配がありません。
③反転が効く
一定時間ごとに流れを反動させることにより、貫通力を高めます。
④金型の分解が不要
当社では、アラッタくんを用いて組み立てた状態でも金型洗浄を行い、洗浄の時間・手間も大幅に削減することができています。また、金型によっては、分解して洗浄を行う事にも対応しておりますので、一度当社にご相談ください!
⑤洗浄液が長持ち!
他メーカーでは、フィルター装置が付属していないことがありますが、アラッタくんはフィルター装置が付属しており、洗浄液が長持ちします。
⑥小型で軽量!
アラッタくんは小型かつ軽量(25kg)のため、狭い場所でも使用可能です。労働安全衛生法にも対応しています。
金型水路洗浄は当社にお任せください!
いかがでしょうか。今回は金型洗浄後の防錆作業と当社製品についてご紹介いたしました。当社では、初回無料にてアラッタくんによる金型洗浄を実施させていただきます。また、当社では出張洗浄や洗浄装置の販売・レンタル、洗浄液の販売も行っております。冷却回路のメンテナンスでお困りごとがございましたら、ぜひ一度当社にご相談ください!